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月が欠けた日から…

第25章 三学期の始まり~クラスの喧嘩と私たちの喧嘩~


「っ…!?カルマまじで私の居場所知らないんだ。さすが私ね。まぁ、まずは渚とカルマの戦い、見させてもらおうかな。」

私は旗だけさっさと取りに行き、それを迷彩服の中に隠した。私はなぎさとカルマの戦いが見やすいところかつ、絶対にバレない場所へと移動し、高みの見物へと移った。

「へぇ。見させてもらおうかな。」

「ー、どうして来ないのー?なぎさくんと2人まとめてやっちまおうと思ったのにさぁー。」

私はカルマの煽り方に少々ムッとしたがその応答になにも答えずただ2人の喧嘩をじっと眺めて居ようと決心した。私が出るのはその後だ。

「藍奈、今どこにいる。審判席からもずっと姿を確認することが出来ず牢獄のみんなも心配してるぞ。」

ザザッと雑音が聞こえた後に烏間先生の声が聞こえた。

「烏間先生、ちょっと黙って2人の喧嘩見てようよ。」

私はそれだけを言い残し2人の喧嘩をまずは見届けようとした。と、そこでやっと2人は動き出した。やっぱりカルマの動きは格闘技並みに強い。なぎさは最初から吹っ飛ばされていた。

「うわぁ、あんなの私は受けたくないわ。」

私はボソッとそう呟いた。と、渚をよく見ると腰にもうひとつナイフを持っていた。
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