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月が欠けた日から…

第25章 三学期の始まり~クラスの喧嘩と私たちの喧嘩~


と、激戦の合間にまなみちゃん、磯貝くんがアウト。赤チームで凛花がアウトとなった。これで残ったのは前原くんと桃花…いや、桃花もそのすぐ後にアウトとなった。

「おぉすごいすごい!激戦の勝利は前原くんね。やるじゃん」

前原くんの攻撃でイトナくんがアウトとなり互いの戦力は指で数えるほどとなった。いよいよ暗殺サバイバルもクライマックスと来たようだった。と、その時だった。

「!?なぎさ!いつの間にもう下に降りてたんだ。」

いつの間にか寺坂くん、りお、三村くんがアウトとなりもう残っているのは私と渚とカルマの3人だけとなってしまった。

「あーあ、結局私誰にも見つからずかい。つまんないけどあの二人が喧嘩してみんなの注目がそっちに集まっている間に旗取りに行くかぁ」

私はもう敵が居ないことを知って赤チームの旗を取りに行くこととした。こういう時に身軽にぴょんぴょん動ける体は自分でも自慢におもうほどだ。

「おーおー、みんな牢獄に入っちゃってまぁ。旗だけとってさっさと高みの見物と行きますか。」

と思った時だった。

「なぎさくーん!銃置いてでてこいよー!こいつで決めようぜー!あとまじでどこいんだよー。叫んでも聞こえない距離にいないなら無理かー、ごめんねー?」
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