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月が欠けた日から…

第25章 三学期の始まり~クラスの喧嘩と私たちの喧嘩~


「さて、これで全員分かれたな。」

インカムで繋がれた烏間先生の声が聞こえ、ルールの説明が行われた。

「相手チームの旗を奪うか、全滅させたチームの勝ちとする。俺は中間点で判定やゾンビ行為等の反則を見張る。それ以外は君たちがどこから攻めようが知らないふりをしているから安心しろ。では始めるぞ。クラス内…暗殺サバイバル…開始!」

とその合図があった瞬間、竹林くんとメグが開幕すぐにアウトを食らっていた。私はそこでみんなからの集中が逸れている間にこの山全体が見渡せる範囲内ギリギリにある穴場スポットを目指した。もちろんそこは烏間先生と殺せんせー、そして私以外知らないはずだ。

「っぶな。あそこに赤、ね。位置把握っと。」

私は見を潜めながらポイント地点を順調に目ざした。今なら誰の目にも私の存在は知らないはずだ。そこでまた赤チームの岡島くんと千葉くんがやられたようだった。これでお互い2人を失った。

「っよし、ついたついた。ここ絶景なのよね!カルマでさえ手出しはできない。おぉ、結構どこに誰がいるかわかるな。」

私はおぉーと独り言を呟きながら洗浄全体を見渡しどこに誰がいるかを把握した。立つとバレる可能性が高いから屈んだ方が良さそう。とそこで赤チームの菅谷くんがアウトを食らっていた。
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