第25章 三学期の始まり~クラスの喧嘩と私たちの喧嘩~
私はまだ不服だったが今はカルマと話したくもなく、ただじっとみんながどちらかを選ぶのを見ていた。結果はこう。
《反対派》
カルマ・りお・千葉くん・凛花・三村くん・菅谷くん・岡島くん・木村くん・きららちゃん・いとなくん・ひなた
《賛成派》
・なぎさ・ひなの・メグ・カエデ・まなみちゃん・竹林くん・ゆきこちゃん・とうか・磯貝くん・前原くん・
《中立派》
りつ
最後にわたしも選びに行くと渚が隣にいた。そっか、すっかり我を忘れてカルマに気を取られてたけどなぎさと同じチームか。また隣を見ればカルマがいた。
「容赦しないから。」
私はそれだけ言い残して去ろうとするとカルマも一言言い残して行った。
「相手が自分の彼女だろうと俺も負けねぇよ」
渚とカルマの方はなにも話さなかったけど。だけど周りはざわついていた。
「あーあ、すっかり喧嘩しちゃってまぁ。にしてもとカルマはなんで喧嘩してんだ?なんかあったか聞いてる?茅野。」
「いやなにも聞いてないなぁ。朝からピリついていて何も話さずだし学校来る時もお互い1人だったみたいだよ?桃花ちゃん、なんか聞いてる?」
「なんか、3日くらい前に喧嘩したとは聞いたけど何がなんだかさっぱりよ。まぁこれが終わったらクラスみんなで事情聴取だよねぇ…。磯貝くんも言ってたけどあの二人がいちばん大きな存在だから喧嘩したままだとこっちも分裂したままだし…」
とかなんとかがこそこそ聞こえてきていた。