第25章 三学期の始まり~クラスの喧嘩と私たちの喧嘩~
そうして割り込んできた殺せんせーはなぜか両手に銃にサングラスをしていた。
「これで決めてはどうでしょう?藍奈さん、カルマくん少し落ち着きなさい。それにしても何があったんですか、2人とも。いつものカップルらしくありませんが。まぁ、それは後にしてっと…どうです?」
殺せんせーのおかげで喧嘩はピタリと止まったがここの首謀人が仲介案を出してきた…。
「赤と青のペイントBB弾…」
「先生を殺すべき派は赤、殺すべきでは無い派は青。まずしっかり自分の意志を述べてどちらか選んでください。そしてこの山を戦場に戦い、勝利チームの意見をクラス全員の相違とする!勝っても負けても恨みっこなし!どうです?先生はね、大事な生徒たちが決めたいけんであればそれを尊重します。最も嫌なのはクラスが分裂したまま終わること。そして、藍奈さんとカルマくんが仲直りしないことも。先生のことを思ってくれるならそれだけはしないと約束してください。」
その話で私たちはやろうと決めた。
「よし、これで決めよう!これが終わったらと赤羽の話も聞かせてもらうぞ。お前らふたりが上手くいかないことがこのクラスの分裂のきっかけになるくらい2人の存在がいちばんでかいからな。」