第25章 三学期の始まり~クラスの喧嘩と私たちの喧嘩~
「このE組で1番暗殺力があるのはなぎさくんだよね?その自分が暗殺やめようとか言い出すの?才能が無いなりに必死に殺そうと頑張ってきた奴らのことも考えず。それって例えるならモテる女がブス達にむかってたかが男探しに必死になるのやめようよーとか言ってる感じ?」
「そんなつもりじゃ…。だいいち、暗殺なんか僕なんかよりカルマくんの方がずっと…」
「そういうこと言うから尚更イラつくんだよ。」
私はそこでもうイライラが我慢ならず私もなぎさに参戦した。
「あのさぁ、カルマ。黙って聞いてりゃそれ全部私に言ってるでしょ。嫌味にしか聞こえないんだけど。イラつくのこっちだわ」
「はぁ?そうやってまで俺に楯突くわけ?というか、今更ちょーしにのって出てくんなよ。」
「今更私にそうやって口聞くわけ?どっちがちょーしにのってっかなぁ」
「に何がわかんだよ。なぎさくんもさぁ、実は自分が1番力が弱い人間の感情理解してないんじゃないの?」
「ちがうよ!そんなんじゃなくてもっと正直な気持ち、カルマくんは殺せんせーのこと嫌いなの?映画一緒に見に行ったり、色々楽しかったじゃん!」
カルマが渚に向かって放った言葉に私は衝撃すぎて何も言い返せなかった。私は…私は…。私は!!