第25章 三学期の始まり~クラスの喧嘩と私たちの喧嘩~
「だからぁ!そのタコが頑張って渚くんみたいなヘタレ出さないために楽しい教室にしてきたんだろぉ?殺意がにぶったらこの教室成り立たないからさぁ!その努力もわかんねぇのかよ。体だけじゃなく頭まで小学生か?」
私はそこまで聞いてカルマに手を出さずには居られなかった。それはなぎさも同じだったようで。
「ざっけんなよ、かるま!全部こっちが聞いてるだけだと思うな!」
「あぁ、そうかよ。でも容赦しねぇよ。やってやっから!…は?なぎさくんも何その目。小動物のメスの分際で人間様に逆らうの?」
「ぼくはただ…」
そこでカルマはやっとなぎさに手を出してきた。
「文句があるなら1度でも喧嘩に勝ってから言えば?2人まとめて相手してやっから。受けてやるから来いって。ほら、ほら!」
私はそこでチャンスだと思って怒りを拳全身に込めてカルマへと向かった。そこでなぎさはカルマの首を取り私はカルマに1発やってやった。たが、2人相手でもカルマは器用に捌こうとしていた。
「僕だって、半端な気持ちでいってない!」
「かるま、まだ私の話だって終わってないんだよ!」
「「!?」」
「なぎさくん、いつの間にあんな技!?それにもバカ強い…」
「けど、格闘にカルマに敵う奴なんて…」