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月が欠けた日から…

第25章 三学期の始まり~クラスの喧嘩と私たちの喧嘩~


「いや実はさ、学校始まる3日くらい前に喧嘩しちゃって…。そっから話してないんよね…」

私はあははと笑いながら誤魔化したけどやっぱりそうはいかず…。

「とカルマが喧嘩するなんて珍しいこともあるもんだね」

「ほんとびっくりしたよ!いつもなら朝一緒に学校来るし、仲良さそうなのにお互い1人で学校来るし前にいても後ろからピリピリする空気すごいするし…」

「まぁ、とりあえず今は渚が話したいことあるみたいだしそれ聞いてから仲直りしな!」

桃花や莉桜はそう言ってそっとしておいてくれた。これだから親友はだいすきだ。そんなピリついた空気の中みんなは招集場所についた。

「あんだよ。てめぇが招集かけるなんて珍しいな、なぎさ。」

「どうしても相談したいことが…」

「どうしたの?」

「できるかどうかわからないけど殺せんせーの命を助ける方法を探したいんだ。」

なぎさから放たれた言葉はその事だった。私も殺せんせーのことはずっと考えてた。私も殺せんせーを助けたい。その思いだった。

「助けるってのはつまり、殺せんせーが3月に爆発しないで済む方法を?」

「当てはあるの?」

「今は…ない。ないけど!」

「私、さんせーい!」

渚の言葉に1番に賛成したのは陽菜乃だった。
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