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月が欠けた日から…

第25章 三学期の始まり~クラスの喧嘩と私たちの喧嘩~


冬休みも終わり今日からまた学校がスタート。だけど今日は珍しく私は1人で学校へきた。いつもはカルマと一緒なんだけどね。

「みなさん、いよいよ三学期!本年もよく学びよく殺しましょう!」

殺せんせーの一言で三学期は幕を開けたが何か変えせる言葉は何も無かった。

「いちばん愚かな殺し方は感情や欲望で無計画に殺すこと。これはもう動物以下。そして次に愚かなのは自分の気持ちを殺しながら相手を殺すこと。報酬と引き換えに多くのものを失う。私のようにね。さんざん悩みなさい、ガキども。あんたたちの一番大事な気持ちを殺さないためにも。」

それだけを言い残してイリーナ先生は去っていった。だけどどうしていいのかもわからず悩んでいると渚が立ち上がった。

「みんな、ちょっと話したいことがある。集まって貰えないかな。」

「へぇー、渚が招集かけるなんて珍しいじゃん!」
「いいけど、どうしたの?なぎさ。」

私たちは渚の招集場所へと集まった。だけど私とカルマはピリピリしたままで。ただカルマと一緒に行くことさえも嫌だった。その空気にクラスの半分は気づいているようだった。

「ねぇ、。朝からカルマとピリついちゃってどうしたのよ?」

「そうだよ、。何かあったの?」
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