第3章 中間テストは波乱の予感
「…ねぇ、。俺、嫉妬深いよ?拗ねるよ?独占欲も強いんだけど…。」
玄関入る前にカルマくんは少し涙声になっていた。
「カルマくん…?ほんとにごめん…。言い訳するつもりは無いよ…?」
その後はまた無言になったが、カルマくんは上に行って部屋で待っててと言い残したきり、リビングの方へ行ってしまった。
「やっぱ、なぎさっちに抱きついたのが良くなかったんだよね…」
1人ぽつりと呟いて、カルマくんを待っていたらすぐにカルマくんは戻ってきた。
「カルマくん…?」
まだどこか寂しそうな顔をしていた。
「…これからもずっと俺のそばに居てくれる?」
私はさっきからどうしたのかよく分からなかったが、この答えは既に決まっている。
「もちろんだよ!うちもカルマくんとずっと一緒にいたい!」
そう言った途端、私の体はカルマくんに押し倒され、2人ベッドの上にいた。
「どうしたの?」
「ごめん、我慢できない。今日はいっぱいとくっつきたい。」
カルマくんはいつもはほとんど見せない男の顔がチラついていた。
「カルマくんっ…!?!?」
その瞬間深くて長い溶けそうなキスを浴びせられた。今日はいつもより濃い一日になりそうだ。