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月が欠けた日から…

第23章 殺せんせーとカエデのこと


かえでは目の色変えて殺せんせーに死んで、としか以外言っていなかった。

「言ってる方が今にも死にそうだぜ…」

私たちはカエデと殺せんせーを助ける方法を考えあぐねていると急に目の前に殺せんせーの分身(なぜか顔だけ)が現れた。

「みなさん!」

「何で顔だけ…」

「先生の分身です!茅野さんの猛攻であまりに余裕が無さすぎて顔だけ伸ばして残像を作るので精一杯です!一刻も早く茅野さんの触手を抜かなくては、彼女の触手が異常な火力は自分の生存を考えていないから出せるものです。このままだと生命力を触手に吸われて死んでしまう!」

殺せんせーが言うにはわたしたちの誰かがカエデの殺意を忘れることをすること。だけど何をしたらいいのかわからない…。

「殺意を…どうやって…」

「でもね、クラス全員が卒業できないことは先生にとって1番嫌なんです。」

それだけを言い残して分身は殺せんせーの元へと戻ってしまった。

「ええ、そうはいってもあの状況でどうやって…」

私たちは色々考えていた、その時だった。殺せんせーはやっとカエデの後ろを捕まえたかと思えば隣にいた渚が前に出ていた。

「なぎさ!?」
「なぎさくん…」

何をしだすのかと思ったらまさかのキス…だった。
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