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月が欠けた日から…

第23章 殺せんせーとカエデのこと


結局その日はみんな頭の中にはカエデの変わった状況しか頭に浮かずモヤモヤとしたまま帰路へと着いた。

「かるま、カエデのことどう思う?」

「んー、なんかありそうだよねー。」

かるまもそう思っていたようで私もモヤモヤしたままお互い無言で家に帰ろうとした時だった。

「?」

「ん?あ、ごめん…っ!?」

私は顔をのぞき込まれたかと思った瞬間、いつの間にかかるまの顔が近くにあった。

「ごめんごめん、けど最近イチャイチャご無沙汰だったんで、つい」

「っ…ちょ、もー!かるまのいじわる!びっくりしたじゃん!」

そう言うとカルマは笑って私の手を引っ張ってきた。

「びっくりした顔かわいかったよー?今日は俺ん家来なよ。」

「そういえば最近お泊まりしてなかったね。うん、いく!」

私はカルマの提案に一言返事でそう返した。多分私の不安そうな顔を見て察したんだろうな。私たちは他愛ない会話をしながらカルマの家へと向かった。

「お邪魔しまーす。」

私はいつものようにそのままカルマの部屋へと向かった。

「ー、今日は何もしないでゆっくりしない?」

「たまにはそれもいいかもね!」

というわけで今日は珍しく部屋でごろごろすることになり、いつの間にか2人でベッドで寝ていた。気づけば朝になっていて少しびっくりしたけど。
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