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月が欠けた日から…

第21章 先生と先生~理事長のこと~


「あんたが持ち出した賭けだぜ。死にたくなきゃ潔く負けを認めちまえよ!」

「それに私たち、もし理事長が殺せんせーをクビにしてもかまいません!」

「この校舎から離れるのは寂しいけど私たちは殺せんせーに着いていきます!」

「家出しててもどこかの山奥に籠ってでも僕らは3月まで暗殺教室を続けます。」

吉田くんの一言に続きメグや神崎さんの言葉でクラスと殺せんせーの絆はまたよりいっそう固まった気がした。

「殺せんせー。私の教育論ではね、あなたがもし地球を滅ぼすならそれでもいいんですよ…」

學峯さんはそう言いながら問題集を開こうとしていた。

「!?學峯さん、だめー!!」

私は瞬間的に体が動いて窓から身を乗り出し急いで學峯さんのもとへ向かった。私、何してるんだろう…。だけど學峯さんが死ぬくらいなら私も一緒に行きたいと思ったのは本音だった。

「!?、戻ってこい!」
「おい、藍奈!なにやってんだ!」
「にゅや!?藍奈さん!」

その瞬間、爆発が起きみんなの声が聞こえていたが爆発音でかき消された。少しの間が空き、目を開けると目の前には驚いている學峯さんとその周りに皮…があった。

「藍奈さん!大丈夫ですか!?そして、浅野理事長。私の月イチの脱皮をお忘れですか?」
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