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月が欠けた日から…

第21章 先生と先生~理事長のこと~


「なにそれ…。母は、朱里杏さんは納得してないでしょう!?私は桜ノ宮に戻ります!」

私ははっきりとそう言ったが學峯さんの圧で何も言えなくなった。

「は絶対に渡さない!それに、今更移れって…」

「嫌だよ!この校舎で卒業してぇ!」

「どこまでも己の教育を貫くつもりですね。」

と、殺せんせーも前にでてきたが學峯さんはまさかの解雇通知を目の前に突き出していた。

「はぁぁっ!ふ、不当解雇ですっっ!」

慌てている殺せんせーを見てみんなは呆れていた。

「そんでこれ面白いくらい効くんだよ…このタコには。」

「超生物がデモで訴えるのはどうなの…」

と渚くんはズバリというところに突っ込んでどこか緊張感も少し和らいだ。だが、問題はこれからだった。

「たしかにあんたは超人的だけど思いつきでやれるほどうちのタコは甘くないよ。」

カルマも私と同じことを思っているようで少し安心した。

「取り壊しは1時中断してください!中で仕事をしてきます。」

そうして始まろうとしていたのは先生と先生の対決だった。私たちは外に出されクラスの中は殺せんせーと學峯さん、2人だけどなった。

「さて殺せんせー、もしクビが嫌ならばもしこの教室を守りたければ私とギャンブルをしてもらいます。」
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