第20章 負けられない戦いは集大成に…
「っ…かる、ま…?ごめ、ごめんなさい…」
私もカルマの顔を見たら泣き出してしまった。
「がどれだけ頑張ってるのかも知ってる。がどれだけ強いのかも知ってる。のこと全部知ってる。昨日、寝てないだろ。の様子みてすぐ気づいたよ。あんまむりすんなっ…」
私はただこくこくと頷くことしか出来ず、今日はゆっくり休んで明日から復帰して欲しいと殺せんせーにも強く言われて抵抗することせずそのまま家へと帰った。期末テストまであと1週間、私はその日以外、休むことなく勉強していた。
「にしても、すごいよね…」
「思った。勉強しすぎというかちょっと浅野くんくらいの化け物だよね。」
が殺せんせーの送りでいなくなったあと、俺は少し寂しくなった。あれだけ無理して1位になりたい理由も気になるし。
「あんま俺の彼女、化け物扱いしないでくれるー?」
「「カルマくん…」」
「にしてもかわいい彼女のことならすぐ駆けつける王子様はかっこいいねぇ。」
「寺坂ー、ほんと懲りないねー?」
俺はすごくイラついて1発寺坂にいれてやった。にしてもあと1週間、に負けじと俺も夢中になっていた。