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月が欠けた日から…

第20章 負けられない戦いは集大成に…


そこからの毎日は殺せんせー指導の元必死になって勉強した。おかげで最近はなかなか寝れずついに昨日は私らしくなくオールをしてまで無我夢中になっていた。

「殺せんせー…あんま無理しすぎると分身が変なことに…。」

「にゅや!?これまた私としたことが…ふぅ。それにしてもカルマくんと藍奈さんは本当に飲み込みが早いですねぇ、どちらが1位を取るのか先生楽しみです、ヌルフフフフ」

私はその先生の声を聞きながら目の前がクラクラとしてきた。頭が…痛い。

"キーンコーンカーンコーン"

チャイムと同時にわたしの意識はそこで途切れた。起きなきゃ、勉強しなきゃ。そう思ってハッとして目を覚ますと目の前にはカルマ…と、殺せんせー、莉桜と桃花、メグもいた。

「あっ、気づいた!」
「よかったー。」
「心配しましたよ、藍奈さん。」

私はゆっくり起き上がるとカルマは俯いていた。

「ごめんなさい、もう大丈夫。少し目眩しただけ…っ!?」

私はそう言って誤魔化そうとしたがやっぱりカルマには全部見透かされていたようで、初めてカルマに殴られた。

「ちょっ、カルマくん!?」
「おい、カルマ!殴ることねぇだろ!」
「、大丈夫!?」

「っ…俺が、どれだけ心配してるのか少しは気づけよ。」
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