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月が欠けた日から…

第19章 進路のこと、これからのこと。


次の日、私はなぎさと村松くんとりんかと陽菜乃と一緒にE組へと向かっていた。

「はぁ。一日目はそこそこだったけど…」

「売上速報が貼られてたけど、このペースだとE組と勝負にならないよー!」

「まぁ、あいつだし…」

そう言いながら登っていると後ろから気配を感じた。みんないっせいに振り返るとそこはテレビ局?のようなカメラを持った人たちが上に上がって言った。

「え?テレビ局?」

「何とるんだろ、」

「この先にはE組しか…」

私たちはなにか嫌な予感を嗅ぎとってすぐに向かうと上は長蛇の列だった。

「「なんじゃこりゃー!」」

そこにゆづきも合流したかと思えばなにやら焦っていた。

「大変!ネットで口コミが爆発的に広がってる!」

何が起こったのか訳も分からず律をつかって調べると、根源はなんとなぎさの友達のゆうじくんだった。

「と、とりあえず早く行こ!これじゃ先に来てる人達だけだと間に合わないよー!」

もうそこからはみんな必死に手足を動かした。少し余裕ある時にふと考えれば縁もゆかりも全部自分たちが掴み取ったものなんだなって実感した。そして夕方に差しかかる頃…

「まずいです!どんぐり麺の在庫もうそろそろ無くなります!」
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