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月が欠けた日から…

第19章 進路のこと、これからのこと。


そうしてやってきた学園祭の日。私たちはかなり自信はある方だ。あとは本校で集客してくれている桃花が上手くやってくれてるといいんだけど、、と、その時だった。

「っあ!修学旅行の高校生!」

「あれれー、また女子でも拉致るつもりー?俺の彼女に手だすなよ。」

気づけばあの時の修学旅行で半殺しにしてやったアイツらが来ていた。それにかるま、惚れること言わないでよ…。

「もうやっねーよ。化け物先行に出てこられちゃ困るからな。だが、別に力を使わなくても台無しにできる。」

というわけだった。私は少しむっとしながら愛美ちゃんと奥に引っ込んで料理を出す準備をした。さて、なにされるかな。

「う、うめー!!」

あ、あれ?なんか反応が考えていたのと違うような気がした。

「愛美ちゃん、意外となんもされなさそうで良かったね?」

「ほんとですね!」

不破ちゃんや村松くんもナイスリアクション!と思ったらしい。

「村松にしては奇跡の味だ。まずさが売りのキャラが崩れる。」

「うるせー!いとな、お前も働け!」

「いとなくん!中入ってこっちも手伝ってよー?」

私がそう言うとあぁわかったの一言だけ置いといてまだ食べるようだった。意外といとなくんはマイペースなんだな…。そう思いながら中に入ろうとした時だった。
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