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月が欠けた日から…

第19章 進路のこと、これからのこと。


戻るとかるまはなぎさとカエデと一緒にいた。

「あ、おかえり、。」

「ただいま!ん?3人してどこ見てるの?」

私は3人の見ている方向を見るとイリーナ先生の服の後ろにサイズシールが貼ってあるのが見えた。

「安物慣れしてないねぇ。」

「そっといったげる?」

「僕が行くよ。」

そう言ってなぎさはイリーナ先生の後ろに言ったと思った時にはサッと何事も無かったかのように取り、教室を出ていった。

「へぇ。なるほどね、」

私はなぎさの隠れた本質が見えた気がした。もしかしたら渚は…。だけどそこまで思ったところでこの考えは取り消した。いくら渚でもそんなこと、ないしさせない。そして放課後。

「かーるま!帰ろ!」

「帰ろっかー。いちごオレのみたい。」

「えー、なら私は抹茶フラぺ飲みたいなぁー。」

というわけで、寄ってく?ということになり、2人でスーパーにより買っていき、飲みながら帰路へと着いていた。

「進路、か。もうそんな時期だもんね。夢は決まっていれど、高校はどこ行こうかな。」

「ん?俺は椚ヶ丘残るよ?」

「え、あ、そうなの?」

私は意外と思い、すこしびっくりした。カルマなら偏差値高いところ狙えるのに。

「うん。外部進学でわざわざ受験して椚ヶ丘戻ったら追い出したつもりのやつが戻ってくるわけじゃん?たのしそうじゃーん!」

私はあははと苦笑いしながらずっと高校で悩んでいた。まぁ、そんな一日で決めろってわけじゃないか。
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