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月が欠けた日から…

第18章 イリーナ先生のこと


というわけでやっと一段落したそのあと、そいつが運ばれてきたかと思えば顔はグロいほどに剥がれているようだった。

「人間を生かすも殺すもこいつ次第ということか…」

「そういうことです、ねぇ、イリーナ先生!」

殺せんせーの見ている方向を私達も見てみれば1人でさっさと逃げ出そうとしていた。

「「何逃げようとしてんだ、このやろー!」」

追いかけて先に捕まえてくれた三村くんと吉田くんに押さえつけられたイリーナ先生はキーキー、シャーと発送が荒んでいることを言い出してきた。

「いいから普段通り来いよ、学校。何日もバックれてねぇでよぉ。」
「続き、気になってたんだよね!アラブの王族たぶらかして戦争寸前まで言った話!」
「こないなら、先生に借りてた花男のフランス語版借りパクしちゃうよー?」

「そうそう!私と先生で飲む仲じゃん!また飲みながらカラオケでも行こいこ!」

私もイリーナ先生に伝えたいことはまだまだある。だから、イリーナ先生にはこの場所で私たちと一緒にいて欲しい。

「「いや、未成年飲酒はダメだろ!(ダメでしょ!)」」

「あれ。」

「…殺す寸前まで行ったのよ、あんたたちのこと。」

「何か問題でも?裏切ったりやばいことしたり、それでこそのびっちじゃないか。」

私たちはやっぱりまだまだイリーナ先生が必要みたいだ。
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