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月が欠けた日から…

第18章 イリーナ先生のこと


私たちはここから抜け出そうと逃げ道を探そうとしているとそいつは殺せんせーさえ来てくれれば誰も殺しやしない、ということだった。

「ここだ!空間のある音がした!」

3人が手際よく逃げ道を確保してくれたその瞬間に私たちはそこを出て脱出成功、のはずだったがそこはどこか広い空間に出て来たようだった。

「ここは…」

その瞬間、またどこからか声が聞こえてきた。

「聞こえるかなE組のみんな。実はね君たちが逃げてとても嬉しかったよ!道の大物の前の肩慣らしだ、期待してるよ!」

そいつはどこか楽しそうな様子だった。それはどこか遊んでいるように思えた。

「ここで迎え撃とう。どちらの方向から来ても多勢でかかればこちらが有利だ。」

「律!サポートをお願い!」

だけど、律はいつの間にかあいつの手によってハッキングされ、使い物にならなくなってしまった。

「「ハッキングされてるー!?」」

「んもー!律しっかりしてよー!今1番頼れるの、律しかいないのに!」

「あと、頼れるのは速水と千葉と藍奈だ。藍奈、前の援護、頼めるか?」

「わかった。来たらなんとか迎え撃つよ。凛花、千葉くんきたら銃で援護をお願い。」

噂をすれば向こうから足音が聞こえてきた。足音の方を振り向くとそこには人間じゃないようなそいつがいた。
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