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月が欠けた日から…

第17章 ビフォーアフター


そんなこんなであっという間に2週間がたち、園の子供たちの相手をしながら私とカルマはこっそり家でテス勉もしていた。園の改善最終日、私とカルマが顔を出すとめちゃくちゃ改造されていた。

「す、すご…」

「俺らがこっそりテス勉してる間によくやるね。」

なぎさっち達に中を案内された後はそのまま家に帰った。ついに明日は中間テスト。私とカルマは他のみんなよりやってきている。そしてついに来る中間テストの結果の日。

「ふぁぁー!カルマ、よゆーだったじゃん!」

「あたりまえじゃーん?俺とはべんきょーしてたんだし」

「まぁねー」

そういいながら帰路へついている時だった。

「この学校では成績が全て。下の者は上に対して発言権はないからねぇ」

イラつくなぁと思いながら前を見るとどこぞやの5英傑集団はなぎさっち達とバチバチだった。

「へぇー。じゃあ、あんたらは俺に何も言えないわけね。」

「あっ、カルマ。いつの間に…」

「まぁ、どうせうちの担任は1位じゃないからダメですねーとか抜かすんだろうけど。」

そう。今回の中間テストの結果は私が1位、カルマが2位、学秀が3位と言った結果を収めた。

「ほんとほんと。あんたたちさっきの発言から則るなら私とカルマにはなんも言えないけど」

「そうそう。気づいてないのー?今回本気でやったの俺とだけだよー?他のみんなはお前らのために手加減してた。お前らが毎回負けてちゃ立場がないだろうからって。でも次はみんなも容赦しない。帰ろ、」

カルマはそれだけ行ってさっさと先を歩いていった。
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