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月が欠けた日から…

第17章 ビフォーアフター


「じゃあ、そういう事だから。学秀、またね!ちょっと、カルマ待ってよー!」

結果、秋の攻防戦はほぼ惨敗で終わり次のテストに向かって前進するのみとなった。

「カルマ、次のテストもまた勝てるかな?」

「勝てるかじゃなくて勝つんでしょ?にしてもにはいつも負けてる気がするんだけど気のせい?」

私は誤魔化しながら先を歩いていた。

「え、えーと、気のせいだと思うよ!うん!私がいつもキングの座にいるなんて気のせい、気のせ…」

「今度こそ絶対にに勝つ…」

誤魔化そうとしたその時には後ろからカルマの殺気が放たれていた。

「えー、絶対にさせなーい!」

「あ、こら!、まってよ!」

私たちは鬼ごっこをしながら帰路へと着いた。そろそろ秋が近づく頃。殺せんせーの暗殺も刻一刻と過ぎていった。
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