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月が欠けた日から…

第17章 ビフォーアフター


というわけで芝居をやることになった私達はなぜか、子どもたちに化学のリアルを見せつけることとなった。

「だけど、やっぱりオレには本物のプリンセスにきてもらわないと、ね?」

といわれ、なぜか私もカエデに継いで第2のプリンセス役?として新しいお芝居もやることとなった。

「俺には君しかいないから、何があっても姫を守り続けるよ。これからも俺と一緒にいてくれますか?」

な、なんか、愛に本格的っ!?とりあえず、これに乗ればいいのかな?

「わ、私は…。もちろん貴方とこの先の未来を誓います。」

かるまーっ!!恥ずかしいからやめてー!!と心の中で叫んでもそれは届かないようだった。

「「ちゅー!ちゅーしろー!」」

「えっ…?」

私は子どもたちの反応があまりにも以外でどうしたらいいのか戸惑っているとカルマは迷いなく私に向かってきた。

「、ちょっと目瞑ってて。」

そう言われ目を瞑っていると少しばかり、唇に感触が伝わった。ビックリして目を開くと意地悪そうにしているカルマの顔が近くにあった。

「「ヒューヒュー!!」」

とまぁ、子供ウケは良かったみたいだが…。

「やっと終わったぁぁ。って、カルマー!なんでさっきほんとにキスしちゃうのー!」

「「えぇ!?ほんとにしてたの、あれ!?」」

私は演技を見ていたカエデと吉田くん、寺坂くんに愛美ちゃんに驚かれてしまった。まぁ、驚くのは無理もないか。
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