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月が欠けた日から…

第17章 ビフォーアフター


そんな次の日、朝学校へ行こうとカルマと一緒に往路に着いていた。

「そういや最近なぎさっち達見かけないんだよなぁ。」

「あー、あいつらならフリーランニングで登校してるらしいぜ?」

カルマの言葉に私はびっくりした。

「フリーランニングで!?ってことは住居侵入に最悪の場合器物損壊罪で訴えられる可能性あるのに?大丈夫かなぁ。」

だけどその予想は大当たり、始業のベルは今日も鳴る…はずだった。

「ん?カルマ、烏間先生から着信来たんだけどこれ…」

私はメール画面を見せるとその内容はこうだった。
"先程、委員長の磯貝くんから連絡があった。フリーランニングで登校中、建物から降りた際に自転車に乗った老人と事故にあったそうだ。そのため、関係の無い生徒がいたのは重々承知の上今日の授業はなしとする"
だった。

「なるほどね。要するにその関係生徒は病院に行ってお見舞いと事情聴取に烏間先生、か。せっかく朝から学校行こうと思ったけど、今日は寝れるみたいだね」

「うん…。けど、私夕方病院に行ってくる。この感じ、全員って訳では無いと思うし、すっごいイラつく。」

というわけで今日は夕方まで時間を潰すこととなった。
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