第16章 戦いは体育祭で~恋のライバル?~
音楽は向こう側が出してきて、私たち出場者は誰も知らない。その出てきた音楽で即興に振り付けができて、尚且つ体をよく動かせているかが点数のつけ所のようだった。もちろん私は堂々1位!
「、すごかったよ!」
「やるじゃん、!」
「さすが、俺の彼女だね。」
とまぁ、終わったあとはみんなから褒めの言葉を貰った。そして最後は問題の男子競技、エキシビションの棒倒し!2週間前のあの後の作戦は聞いていないけれどどうなるんだろう…。そう思っていた時だった。
「、ずっと伝えたいことがあったんだ。」
そう言われ、桃花達と話していた時、後ろから聞こえた声の主へと振り返るとそこには磯貝くんが居た。
「磯貝くん、どうしたの?」
私はついにこの時が来てしまったんだなと思った。気づかないようにしてきた磯貝くんの気持ち。どう応えていいのか分からないこの返事、ここではっきりさせなきゃ行けないようだった。それもみんなの前で、カルマのいる前で。
「実は、ずっとの事が好きだった。カルマもいるからいえなかったけど、このあとの棒倒しの前に気持ち伝えたくて、に。」