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月が欠けた日から…

第2章 特別強化学習


「っ…。も、もうっ、カルマ君ってばー!」

私は顔をばっと上げてカルマくんを少し睨むつもりだったがバッチリと目が合ってしまい、顔を赤くしてしまった。

「へぇー、やっぱ可愛いところあるじゃん?この後すぐ戻るのも気まずいから1時間サボろっか?俺らの強化学習、ね?」

そう言われこのまま戻るのも気まずいから場所を変え2人で授業をサボった。

「もう、さっきはどうなることかと…」

私はこの後どうやってみんなと顔を合わせようかと考えていたがカルマ君は平気な顔をしていた。

「付き合ってるからいーじゃん!それとも俺の事ちゃんと好きになってもらってない?なら…」

私はカルマくんの言葉で自分の気持ちにやっと素直になれた。

「あー!ちがう、ちがうの…。まだ、その…実感なくて。恋愛とかするの初めてで、わかんなくて…。でも、その…カルマくんのことは大好きです…////」

私は素直な気持ちをカルマくんに伝えたが恥ずかしくて顔を下に向けた。

「っ…////やっぱかわいすぎ。ねぇ、顔上げて?」

私は少し恥ずかしかったが顔を上げた。その時だった。

「んっ…!?」

カルマくんに口を塞がれた。優しく、深く。こんな感覚に陥ったのは初めてだった。

「ふぁっ…んあっ、んっ…はぁっ…」

長くて長くないようなキス。目を開けたらそこにはカルマくんの顔が近くにあった。

「そっ、その…。こーゆーの初めてで…////」

「じゃあ、俺が初キスか。初めてのこと、全部俺が貰っていい?」
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