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月が欠けた日から…

第2章 特別強化学習


そんなことをしていたらみんなの声は段々と大きくなって、近づいてきていた。

「あー、もう!強行突破!」

私は離してくれそうになかったからカルマ君の胸にうずくまり、寝たフリをした。

「あ、、そんなことしちゃうんだ?」

私は寝たフリをしてもうどうにでもなれと開き直っていたが、カルマくんの方が1枚上手だったようだ。

「こっちの方がもっと付き合ってる感出るね?」

そう言って私はいつの間にか少し開いていた距離を縮められ、密着感が増してしまった。あー、もうほんとにバカ!

「ほんとによー。カルマ、、お前らだけサボるとか…!?!?」
「ほんとだよなー。頭いい時ってこーゆー時ずるいっ…!?!?」
「ー、カルマとどんな感じにサボってたん…よ!?!?」

雰囲気でわかる。みんなこの光景に驚いているようだった。

「さぁ、みなさん5時間目の準備を…にゅや!?!?もしや、藍菜さんとカルマ君お付き合いをー!?いつから!?いつからだー!!」

先生は慌てて、他のみんなは驚いて声が出ない。そんな感じだろうか?

「へぇー、もうあそこがくっついていたとは…。さては昼休みの間に何かあったな!?」

莉桜と陽菜乃、メグにカエデも他のみんなもわちゃわちゃ騒ぎつつ教室に戻って言った。

「後で聞き出そうよ!!」
「今はそっとしておこうぜー?カルマの野郎、学一のマドンナを落とすなんて…。俺もちゃんと一緒に寝たいなぁー?」
「岡島、お前はキモイ。にしてもイチャイチャしちゃってー!」

そんな声が聞こえた。静まり返ったあと私はのそのそと動きまくった。
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