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月が欠けた日から…

第14章 二学期の始まり


そんなこんなでやってきた場所は芸能プロダクションの事務所のようだった。

「、大丈夫?」

「う、うん!」

「足元、気をつけて。」

私はまだ慣れないフリーランニングを使いながら、カルマにも助けてもらいながら目的地までやってきた。

「真犯人ほんとに来るかな?」

「まぁ、見てなって。」

そういってもの陰に隠れて真犯人を待っていると、殺せんせーまでも追っかけてやってきていた。

「明らかに盗む側の格好だろ。」

そう寺坂くんが言いながら、少し待っているとゆづきの言う通り、真犯人はやってきた。

「捕まえたっ!さぁ、その顔を見せなさい…にゅや!?」

殺せんせーの言葉の先は見てわかるようにその人は…

「え、あの人って烏間先生の部下の…」

その時だった。

「国に掛け合って烏間先生の部下をお借りしてね。」

その声はシロさんのもの、そして殺せんせーを囲んだ檻のようなものは対先生弾のシーツのようだった。

「お前は俺より弱い」

そういって上から現れたのはやはりイトナくんだった。

「「いとな!?(いとなくん!?)」」

そして始まった檻の中の殺せんせーといとなくんの戦い。

「なんでいつもあんたはいやらしいとこだけを…!」

「それが大人ってものだよ、覚えておきなさい。」
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