第14章 二学期の始まり
「木から落ちたをサラッとお姫様抱っこで助けるのすごいね…」
「ほんとだよ、なぎさっち。まさか私の重さをサラッとお姫様抱っこされちゃうんだもん」
なぎさっちとカルマとそんな話をしながらグラウンドへと戻ると、案の定殺せんせーは烏間先生の逆鱗に触れていたようだった。
「なんだかんだ、二学期も順調に行きそうだね!」
私たちはそんな話をしながら今日も帰路へと着いた。
「またあしたねー!」
「おう!またなー!」
今日はかるまとではなく、珍しく前原くんと磯貝くん、メグといっしょに帰路に着いていることは少し新鮮だった。
次の日の朝。
「おっはよー!って、みんなどうしたの?」
私はカルマと一緒にクラスへと入ったがザワザワと騒がしかった。
「これ、みて。」
私はりおに見せられたその記事はどう見ても殺せんせーのことを書いている事件の記事にしか見えなかった。
「え、これがち?」
そんな時、ちょうどその犯人がクラスの中へと入ってきた。
「みなさんおはようございま…って私を蔑む様な目ー!?」
「ねぇ、これ殺せんせーだよね?」
「正直ガッカリです。」
アリバイを出せと言われた先生は私たちを教員室に呼び寄せ、見せられたのは…
女性の下着に、クラスの名簿。女子の横に書いてあるのはカップ数?なんなら私はEと書かれていた。
「うそ、信じらんない」
「下品…」
そして次々に見せられる証拠品はどれもこれも証拠を表すようなものばかりだった。