第14章 二学期の始まり
そして二学期開けての最初の体育の授業はフリーランニングを使った暗殺ケイドロ!
「も走ることに慣れてきたのか銃を使って動くよりよっぽど新鮮だよ。」
「カルマくん、サラッとの凄さを言わないでね…」
「んでもってそんな話してるよりふたりともにげよ!」
私がそういうことを言うのがそんなに珍しいのかカルマとなぎさっちはぽかんとしていた。
「うわっ、岡島くんに速水さんも千葉くんまで!?そしてゆづきも捕まってるし。はや。」
私は律の言葉にびっくりしてスマホを見たら嘘ではないようだった。
「3人で1緒に逃げよ!」
私たちはそう頷き裏山を3人で駆け巡った。そんな中もうふたり逮捕されているようだった。
「びっち先生、菅谷くんアウトー!」
「あれま、イリーナ先生まで。まぁ、逃げ勝ちっしょ!」
そう言いながら、カエデとまなみちゃん、杉野くんも合流し、いつの間にかイツメンの班が揃っていた。
「あっ、でもこれケイドロですよね?」
「そっか!てことは!」
「そうだよ!タッチすれば解放できる!」
私もただの鬼ごっこと勘違いしていた。そっか、ケイドロだもんね!とはいえど、カルマによると…
「バカだね、杉野は。誰があの音速タコの目を盗むことができるよ。」
「た、たしかに…」