第14章 二学期の始まり
そして次の日。カエデの指示で色々機会を外すと上出来なものとなっていた。
「「おぉー!!」」
そして殺せんせーを呼ぶ。
「こ、これ全部食べていいんですか!?」
「それじゃあ、勿体ないから全部食べてね!」
それだけ言い、私たちは教室の中でその様子を見守っていた。
カルマと教室の中から様子を伺っているとカエデの叫び声が聞こえた。
「いやだぁぁぁ!やっぱいやぁぁぁ!」
「プリンに感情移入してんじゃねー!!」
そう言われ、カエデは取り押さえられていた。
「あははは、カエデったらどこまでプリンが好きなんだか…」
「まぁ、茅野ちゃんの気持ちもわからなく無いよ。あそこまで研究したものが…って、あれ…」
私は指さされた方を見ると何故かそこに殺せんせーの姿があった。
「な、なんであいつがここにいんの…」
わたしとカルマも呆れていた。
「わずかですが、異物混入を嗅ぎとりまして…」
そしていつの間にかプリンが配られ、結局暗殺は失敗し、皆で仲良くプリンを食べて終わった。授業に暗殺に、恋愛に、友情に。
「本当の刃は親しい人にも見せないものよ!」
カエデからの名言もでて、プリン爆破暗殺計画は終わった。