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月が欠けた日から…

第13章 アオハルはリゾート地で


「かるまー!お待たせ!」

「カルマくん、2週間ぶりだね。」

「お、と渚くん、一緒に来てたんだ。殺せんせーに誘われてアイツらも来てるよ。」

そう言われ指さす方向を見ると、千葉くんや速水さん、岡島くんに愛美ちゃん、綺羅々ちゃんも中々来なさそうな人も来ていた。

「ほんとだ、みんないる!」

「まぁ、俺らは2人で屋台回ろうぜ。夏祭りまでアイツらと一緒とか肩狭いし。」

そうして、私たちは2人で屋台を回った。好きな人と一緒に過ごせる夏祭りなんて、初めてだ。まぁ、後ろから岡島くんやりお、前原くん達カップルゴシップが好きな人たちが着いてきているのは気づいている上で。

「あ、ねぇねぇ、かるま!あれ、お揃いに買おうよ!可愛いよー!」

私はふと、視界に映ったペアネックレスをみつけた。

「はこういうの好きなの?」

「うん!好きな人がずっと近くにいてくれているようでなんだか安心するし!」

私が目を輝かせているとカルマはなぜかくすくす笑っていた。

「え、なんで笑ってんのよ!」

「いや、ついがかわくて。じゃあ、これ買おうか。」

私がやったー!と喜んでいるとカルマは優しく頭を撫でてくれた。

「そういうとこ、俺は好きだよ。はい、これ。」

「ありがとう!じゃあ、はい、これ!」

そう言って私は払ってくれたぶんのお金を渡した。最初こそことわられていたが、私が欲しいと言い出したから貰ってくれと言うとカルマは貰ってくれた。
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