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月が欠けた日から…

第13章 アオハルはリゾート地で


「最後の花火くらい、みんなで集まって見ようか。さすがにアイツらも懲りたでしょ」

「たしかに、そうだね!じゃあ、戻ろっか!」

そうしてみんなで集まって見た花火は夏祭りの幕を閉じた。明日から、二学期だ。

「わぁぁ、綺麗だねー!」

「ほんとー!ってか、、カルマと一緒じゃなくてよかったの?」

「そうだよー!カルマくんと約束してたんでしょー?」

「最初はね!けど、どうせならこの瞬間もクラスのみんなと過ごすのもありかなって思って!」

そういうと桃花も、りおも、メグたちもみんな喜んでくれた。

「また二学期も頑張ろうね!」

「そうだね!」

そういうと、花火は最後に大きな花を散らせて今年の夏祭りを閉めた。また来年もその次もクラスのみんなと、そしてカルマと見れるかな。私はこっそりカルマの隣に戻って、こっそり手を繋いでみた。

「!?びっくりした、か。」

「花火、終わっちゃったね。」

「そうだね。」

私たちはしばらくの沈黙の間、手をつなぎながら帰路に着いた。

「…これからもずっと一緒にいてくれますか?」

私は照れ混じりで少し真剣味でカルマにそう聞いてみた。

「俺は…がこれからも一緒にいたいと思えたのか初めてで、大切にしたいって思えた。だから、これからも一緒にいてよ?」

私の斜め上の回答にビックリして顔を上げると少し照れたような顔で少し真剣味が入った顔で見つめ返された。

「うん、ずっと一緒にいる!」

そう約束を交わして、またあしたね、と手を振った。
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