• テキストサイズ

月が欠けた日から…

第12章 夏休みの波乱は…


烏間先生が前に立ってくれているおかげでまだマシだが、それでもやっぱり今の鷹岡は、怖い。

「計画ではな、茅野とかいったっけ?その女。そいつを使う予定だった。部屋のバスタブに対先生弾をたっぷり入れてある。そこに賞金首を抱いて入ってもらう。その上からセメントで生き埋めにする。対先制弾に触れる前に元の姿に戻すには、その物事爆裂しなきゃ行けないって寸法さぁ。」

「さいあくだな…」

「あぁ、そしてぇー?桜ノ宮を監禁させて理事長様の居所を吐かせ、拷問。そしてお前には消えてもらう。そして桜ノ宮蘭堂の財産もろごと貰うつもりだったんだがなぁ。」

私もやっぱりそっちに引きずり込もうとしようとしたのか…。そして、なぎさっちも…

「その体格差で買って本気で嬉しい?あと、俺の女に出だすとかそんな汚い手で俺の女に手出さないでくれる?」

やばい、もう意識が朦朧としてきた…。立っているのがやっとかも。早く、こいつをやらなきゃ。

「チッ。おいお前、それから桜ノ宮。ヘリポートまで登ってこい。」

「なぎさ、だめ!」

「特に藍菜、お前はもっと行くな。なぎさくんはまだしも、藍菜は殺されるぞ。ただの生徒としてじゃなく、桜ノ宮家としてだ。」

この体の中、思ったことはひとつ。やらなきゃ終わらない。

「行きたくないけど行くよ。あれだけ興奮してたら何するか分からない。」

「私も、いく。やらなきゃ終わらない。お父様を殺させたりなんかさせないから。」
/ 368ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp