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月が欠けた日から…

第12章 夏休みの波乱は…


その瞬間体の力が全部抜けるかと思うほど反動が体に来てしまった。もう相当体がだるいようだ。だけど、まだみんなにはバレて居ない。ならこのまま…。そう思った時だった。まだあいつは動けるようで、銃を向けられたが幸いに打たれることはなく、速水さんが銃を落としてくれた。

「ふぅ、やっと当たった。」

そんな、安堵の声が反対側から聞こえた。そしてみんなはステージへと走っていくのが見えた。

「はぁはぁ…ふぅ、はぁ…はぁ。」

汗がべっとりだ。だけど、あとはエレベーターで上に向かうだけ。頑張れ、自分!

「ん?、大丈夫?」

「大丈夫!ちょっと、疲れちゃっただけだから!」

私はカルマにそう言って誤魔化したをどうか、最後まで持ってくれ。

「にしても、千葉も藍菜も凄かったよなー!さすが!藍菜、上がってこいよ!」

私は磯貝くんにそう言われゆっくりとステージへ向かった。

「っ…うん。」

みんなステージ上で喜びに満ちていた。そして、ホールを抜け、ついにエレベーター前へとやってきた。

「、大丈夫?汗すごいよ?寺坂くんも…まさか2人とも!?」

なぎさっちがそう声を上げそうになったから寺坂くんがすぐに口止めに入ってくれた。

「だまってろ、なぎさ。俺体力だけあるからほっとけりゃいいんだよ。、お前だってさっき銃撃てただろ?まだ俺らは体力はあるんだ。」

「そんな無茶な!」

「なぎさっち、今は私たちより上のボスが重要だこの件が終わるまでは絶対に誰にも言わないで」

なぎさっちは不服のようだったが結局黙ってくれていた。
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