第2章 特別強化学習
「朝からそこのおふたりさんお暑いねぇー?」
「朝からいい見せ物だな。」
後から来ていた男子に気づかず私達はなんてことを…
「!?岡島くん!?それに千葉くんと菅谷くん…」
私は必死に否定しようとしたが、それはカルマくんとその後ろから来ていた莉桜と陽菜乃に邪魔をされた。
「…っ。それが俺の片思いだったみたいでさー。まだアタック中!」
「ちょ、カルマくん!?」
カルマ君はでたらめを、莉桜と陽菜乃は…
「そーなんだよ!そこ早くくっつけ〜!お似合いよー!」
「もう、陽菜乃と莉桜までー!カルマくんもそこは否定してね!?」
私たちは朝からワイワイとしながら教室に入った。始業のベルは今日もなる。
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「今日から特別強化学習です!中間テストが迫ってきました!先生の分身でマンツーマンで苦手科目を克服していきましょう!」
殺せんせーはテストで点を上げさせようとしていた。
私のところは数学のはちまきが。
「殺せんせーそんな分身して大丈夫なの?」
私は目の前にいる分身に聞いてみた。
「ええ、さっき渚くんにも聞かれましたが、一体外に休ませてあります。」
「それ、逆につかれねぇの?」
この先生は変なところに気を使うから見てるこっちが暑苦しい。
「大丈夫です。では、やっていきましょうか!」
その日はほとんどが特別強化学習で終わった。