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月が欠けた日から…

第12章 夏休みの波乱は…


「「そんな危険な!(ことさせる訳には行かない!)」」

殺せんせーや烏間先生、カルマもなぎさっちもみんな断固反対だった。

「いや、正門から入るなら藍奈、お前がいちばん早い。こいつを利用すべきだと俺は思うがな。」

寺坂くんは賛成のようだった。

「じゃあ、みんなはどうやって入るの!こういうときこそ私の出番でしょ!行かせてよ!」

みんなは複雑な顔持ちだった。

「ですが、喧嘩っ早い藍奈さんは何かあった時、冷静に対処できますか?そこが先生として心配なのです。」

と殺せんせー。

「それは…。」

私は少し口ごもったがここもいい考えが頭に浮かんだ。

「烏間先生、協力してくれますか?私は桜ノ宮家。ならば、恋人役として入ってくれるなら正面突破は容易い。」

「なっ…!?俺が、か?だが、他のみんなは?」

私は計画の経緯を話した。みんなは裏口から入り、そして正門突破した私たちが鍵を開ける。そして、私はカードキーを貰い受けることが出来るため、途中までは階段だが、途中からはカードキーでエレベーターに乗って、監視カメラは律にハッキングしてもらい、あとはエレベーターで1本直通。

「じゃあ、それなら!」

皆はそれに賛成してくれて、この計画で行くことになった。
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