第11章 夏休みはラブの予感?
殺せんせーにはバレないように遊んでいるように見せ掛け、私たちの班は海の中に仕掛けを作る作戦。私は浮き輪で海に潜り込み、カルマが誘導してくれた。
「ふぅー!ヒヤヒヤしたー!」
「、泳げないなら無理しなくていいんだよ?」
「そうそう、それこそマドンナの水着姿は彼氏がいちばん見たいもんじゃなーい?」
りおとカルマはそう言ってからかってきた。
「んもー!2人して、やめてよー!」
そういいながらも、暗殺準備は順調に進み、夕方に殺せんせーは真っ黒になって帰ってきた。
「じゃあ、飯食ったら暗殺な!」
ということで一旦休憩を挟む形になった。みんなも相当気合いが入っているようだった。
「なるほど、船に酔わせて体力を奪うつもりですか。ですが、そう上手く行きますかねぇー。」
そして、1つ目、脱皮させることに成功。おかげで日焼けも皮もなくなりひとつ安心することが出来た。
「こんな使い方もあるんですよ!本来やばい時の奥の手ですが…はっ!」
そこで気づいたようだった。
「ばっかでぇー。暗殺前に自分で戦力減らしてやんの。」
「どうして、こんなにこのドジ殺せないんだろう…」
クラスのみんなそう思った。