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月が欠けた日から…

第11章 夏休みはラブの予感?


夏休み中とはいえ、私たちは結局学校に行くことになり、暗殺強化学習にもなった。

「藍奈さんはさすが桜ノ宮のお嬢様で。空手も柔道も全て1段。プロでも手が出せないところが多々あるようですね?烏間先生?」

そう、今はBB弾を詰めた銃の扱い練習。さすがにこれも習得済み。

「そうだな。そして、強化練習にはロヴロさんにも来てもらい、プロとしての助言も貰うつもりだ。協力に感謝する。」

「困ったことが重なってな。有望だった殺し屋たちと連絡がつかなくなった。」

ロヴロさんが言うにはそういうことらしかった。そして、私たちが考えている暗殺方法というと…。

「まずは、精神攻撃で殺せんせーを揺すって精神的に追い詰めます!」

「これまた残酷な殺り方だな…」

そんな話をするや否や私たちは練習に戻った。ロヴロさんの話を盗み聞きしていれば、千葉くんと速水さんはスナイパーとしての素質、至近距離での刺殺能力はひなた、総合能力は私ということらしかった。

そうして迎えるリゾート地2泊3日は暗殺のチャンスとなる場所となった
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