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sunflower

第8章 日常


あれからの一件で2人の溝はますます深くなっていく一方だった。
「....」
「....」
食事をしているがお互い会話はない。口を開いたのはカホの方からだった。
「今日久しぶりに鈴木財閥の園子ちゃんと会う約束があるので行ってきますね。」
「ああ」
「....」
気のない返事が返ってきたが今はどうでもいい。久しぶりに友達と会ってパーっと騒ぎたかった。
降谷を見送りカホも出かけた。


「カホちゃーんっこっちこっち」
「ごめんなさいまった?」
「大丈夫よあたしも今来たとこだから!行こうっ!」
2人はしばらく歩き会話を弾ませていた。するとどこらともなく
「あれ?園子?」
「え、蘭やだ偶然!そこのガキんちょも一緒なのね」
コナンはガキんちょは余計だっつーのと、ジト目で園子を睨んだ
「あれコナン君?久しぶり」
「久しぶりカホお姉さん」
「なになに?このガキと知り合いだったのカホちゃん」
「うん、この前少しお世話になったの」
「コナン君?こちらの人は?」
「こんにちは。毛利蘭と申します。園子の同級生で友達です」
「こんにちは成瀬カホです」
その瞬間蘭は名前を聞いた途端驚いた。
「まさか成瀬さんってあの成瀬財閥の?!」
「ええ、まあ、」
カホは照れ臭そうに答えた。
「コナン君すごい人と知り合いだったんだね」
未だに驚く蘭を横にコナンは
「たまたま偶然だよ」
と苦笑いで返した。
「ねえねえ!ここで会ったのも何かの運!ポアロでお茶しない?」
園子が提案する。歳の近い女の子が揃ったのだ"ノー"という理由は見つからず3人は
「賛成ーっ!!」と笑い合った
そんな3人を余所にコナンは1人焦っていた。
『いまここで安室さんとカホさんを会わせるわけにはっ!』
きっと彼女のことだろう。トリプルフェイスな彼を知らない。
「あのさっ、博士の家にっ「さ、コナン君も早く行くよ」
「あっ!ああー!ちょっ、ちょっと待ってー」
コナンは強引にも連れられてしまった。
その道の道中も3人は会話に花を咲かせた。
『おんなっつーもんはどうしてこうコロコロ話題が変わるのかね..』
コナンはジト目で3人を見た。しかしそんなことを思っている間に喫茶ポアロまで来てしまった。
『ええーいっ、もうどうなでもなれっ!』
コナンは意を決し中へ入った。ーーー
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