第3章 縁談
屋上の風に吹かれすこしリフレッシュができたであろうこの空間に風と共にやってきた忘れていた記憶が風見にはあった
「降谷さん」
「ん?どうしたんだ?」
降谷は視線をいまだ、景色に向けていた
「もう伝わっていたら申し訳ないのですが上部からはやく降谷の身を固めろと先週からしつこつ言われて、、」
「あぁ、たしかそうだったな成瀬財閥のことで頭がいっぱいでそこには頭が回っていなかったよ。」
降谷はあまり気にしてないようだ
「そういえば成瀬財閥の一人娘の成瀬カホ彼女も近々縁談の話があると聞いたな」
風見は独り言のように呟いたーー
独り言を打ち消すように強い風が吹いてきたと同時に降谷が口を開いた
「成瀬財閥の一人娘カホと言ったな彼女と結婚すれば何か情報を得られるかも知らない」突拍子もないことを突然つぶやいた降谷に風見は驚きを隠せなかった
残っているコーヒーを見つめ
「ちょうど縁談の話も出てきたんだそれに彼女は養子と聞いている名のある財閥で養子を取るなら普通跡取りとなる男だろ」
まぁ彼女はおそらく白で、成瀬財閥のカモフラージュ存在的なものだろう。
思考を固め、残りのコーヒーを飲み干し普段通りに話している降谷。空いている口が塞がらない風見
ーーーそれに、理由は成瀬財閥ってだけじゃない
やっと会えたんだ、カホーーーー
きみはあの約束を覚えいるかい?きみを見つけたのもほんとに偶然なんだ。成瀬財閥のことを調査していたら君が見つかった。
10年以上も経っているがさらに綺麗になってますます手に入れたくなった 君は僕が守るそうだろう?カホ
後ろで風見が何か喋っているが風に吹かれその言葉は空へと消えていくーーーー