第3章 縁談
警視庁警備許可警備企画課通称ゼロ公安と呼ばれる場所に降谷零、風見裕也は入り浸りたっていた
「風見いま調べている成瀬財閥なんとか尻尾をつかめそうか?」
降谷はネクタイを緩めながら自身の前髪をかき上げた男の風見でもその一連の動きに釘付けになってしまいそうだったがなんとか持ち堪えた
「はい、今週中には片付きます」
「そうか、成瀬財閥は表向きは社会貢献に携わり警察にも顔が効くしかしその裏で麻薬の密輸違法な売買が行われてる黒い噂が絶えない家だ漏れがないように隅々までチェックを頼むよ。」
風見のデスクに成瀬財閥について記載してあるデータを置き部屋の窓を開けた
「少し休め、といってもこの仕事を落し着けているのはただならぬ俺なんだけど」
窓に手をついてどこか誤魔化すように笑った
「いえ降谷さんは例の組織にも潜入しているのでこれ以上降谷さんの負担をかけるわけには、、」
眉と眉の間に皺を作りながらパソコンと格闘している風見をみて降谷は小さな笑みを浮かべ部屋を出た
パソコンのキーボードの音だけが部屋に響く。するとデスクにコーヒーが置かれていた。 疑問に思い顔を上げる
「休息も仕事のうちだ」
上司降谷と一緒に屋上へと上がっていった