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その力、分けて貰えませんか?【ワンピース】【ロー】

第2章 第二章 ただの船員…の、はず。


(あれ…私居候のはずだったのにいつの間にか船員になってない?なんで?)
ラナはローに連れられて現在服の買い物に行っている。
上のセリフは、ラナが心の中で発したものだ。

「チッ、誰か女とか連れてこりゃよかった…!」
「!?」

突然ローが呟き、ずっと無言だったのにとラナが驚く。

「すまねぇ、なんか、うさぎ屋が思ってる感じのやつと全然違う事になるかもしれねぇ…。」
「だ、大丈夫です!買わせていただけるだけありがたいです…!」
「いや、だが…うさぎ屋だって…。」
「私は構いません!買わせていただけるだけありがたいと、何度も申していますでしょう?」
するとローは何か思い付いたような顔をして、
「………というか、その敬語はやめろ。」
ローはそう言い、今までずっと肩に回していた腕を自分の方に引き寄せて、かぷ、と耳を甘噛みしてきた。
「ッひ!?や、やめ…ッ!」
「ふーん、耳弱ぇのな。」
ローはクツクツと笑い、
「もうされたくなきゃ、敬語はやめろ。」
と意地悪そうな顔で言った。
「わ、分かりましたよ…。っうあ!?」
ローは今度は耳のふちを舐め、甘ったるい声で囁く。
下半身が疼くような、官能的な声だ。とても街中で出す声とは思えないような。
「だから言ったろ?敬語をやめなかったらまたする、ってな。」
相変わらずぺろぺろと器用にラナが反応したところを舐めながら話すロー。
「ひ、やめて、くだ…やめて…っ!」
「おー、やっと言えたな。遅ぇっての。」
「ご、ごめ…っ、」
「…フッ。さて…服屋なァ…。」
「あっ、あそこっ!あったっ!」
「ん、本当か。見に行くぞ。」

〜その頃船番達は〜
「なぁ、ぜっっったい危なくね?ラナちゃん。」
「あー、可愛いもんなぁ…。」
「誰に連れてかれるか分かんねーもん。いや、そのためにキャプテンがいるから大丈夫か。」
「いや、そうじゃなくて…いやまぁそれもあるけどさ。」
「え、じゃあなんだ?」
「キャプテン、気に入った女ほどイジめる質(たち)じゃん。」
「「あっ…。」」







やはり結果は船員の予想通りでした☆←
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