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その力、分けて貰えませんか?【ワンピース】【ロー】

第1章 第一章 海賊に世話になる


沖につけていた船へ案内され、そこで1番広い部屋___食堂へと私は足を進めた。
何故なら、船へと移動中に私のお腹が「ぐぎゅるる…」と鳴ったから。
彼女に自覚はないが、これで何も食べさせない男は居ないだろう。



「…で、何があったんだ?食べながらでいいから話せ。」
キャプテンと呼ばれる帽子の男は、キッチンに少し入ったかと思えば、すぐに山盛りのおにぎりが乗った皿を持って歩いてきた。
…凄く、美味しそうである。

私は「食べていいの?」という意味を込め、男を見つめる。するとすぐに意味を理解したようで、
「食っていいぞ。その代わり、話せる範囲でいいから話せ。」
と口にした。

「…お兄さん、名前は?」
「「「!!」」」
私が口を開くと、彼女を囲むように並んだ(威圧しないよう気をつけながら)男達が顔を見合わせた。

何しろ……。彼女に自覚はないが、


声が、可愛いのである。(真顔)
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