その力、分けて貰えませんか?【ワンピース】【ロー】
第3章 cuteとcool
「まぁうさぎ屋の強弱は置いといて、何かあれば俺達が守ってやれる。それで行こう。」
「ちょっ、え、いいのロー!?」
「あぁ、構わない。もうだいぶ好かれて、コイツなしじゃ成り立たなくなりそうだしな…。」
「あ、それは言えてるかもな。」
「クク!!」
「主人、早く服を着ろ。シャチとペンギンと後何人か(と一匹)が入っていいのか悪いのかが分からなくなっている。」
「わ、分かりました!!」
「どっちが主人だよ…。」
「よし、入っていいぞペンギン。」
「ありがとな、クク!」
「俺はぁ!?!?」
「シャチはダメだよ。」
「何でだよラナ!!!」
「何となく。」
「……はい、茶番は終わり!全く…で、ロー!本当にいいの?」
キキにツッコまれた。不覚。
「あぁ。…行く方法がないがな。」
「それは安心して、エターナルポースは持ってるよ。」
再び、キキが答えてくれた。
「あぁ、うさぎ屋が持ってんのか。じゃあ、もう向かおうぜ。」
「「おうっ!!」」
その後、私は部屋がないからとりあえずローの部屋_____船長室にいた。また今度作るとか言ってたけど、こんな居候のためにそこまでするローはちょっとおかしいと思うんだけど…。
まぁ、相変わらずローは難しい本を読んでいた。
対して私は、この部屋の窓を半分ほど開けて、顔だけ乗り出した。
酸素補給のために、一時的に海上に上がっていたから。外の空気を吸いたかったんだ。
そこで、…私は呟いた。
「…王と、その両腕の、…資格。対して私は、……………四天王、かぁ………。」
「何か言ったか?」
「あ、いや。何でもないよ。…ごめんね、ありがとう。」
「いいや、大した事じゃねェよ。もうお前はうちの船員なんだから。いや………、」
「?、何?」
「俺の女、だな。」
「…はい?ごめんなさい私がいつ貴方の女になると許可を出したんですっけ???」
「あァ?お前に拒否権はねェよ。」
「酷っ…それが8歳に対する態度ですか!!」
「中身年上だろ。」
「……気にしてるのに…まぁいいけど。事実だし。」
「…なんかすまねェ。」
「いや、謝罪を求めてるわけではないからさ。別にいいよ。……君の女になるっていうのがいいっていう訳じゃないからね?」
「チッ」
「チッ、じゃないから!不貞腐れるな26歳!!」
「どっちもどっちじゃねーか。…それより、主人。少々非常事態だ。」
