その力、分けて貰えませんか?【ワンピース】【ロー】
第3章 cuteとcool
ふわ、と辺りに光が漂った。
「あ、これは…キキ?」
「ウン。ごめんね〜、情事中に。…わ、もう脱いでた。間に合わなかったか。」
銀髪に青い瞳という特徴はラナそっくりだが、ロングではなく鎖骨辺りで切り揃えられており、こちらから見て右上の髪の一部を桃色のシュシュでくくっていた。
…前はポニーテールだったのに。
みんなが分かりやすいようにこれからは髪型か髪飾りを固定にしないとな…そう思った今日この頃。
話を戻すが、心なしか、本体であるラナよりも幼く見える。
ククの反対と呼ばれるのはコレもあるのかもしれないよね、と思いながら、要件を問おうとしたらローに先を越されてしまった。
「あァ?何の用だ。あとまだ間に合ってるわ。俺着てるだろうが。」
「ごめんね、ロー。あと、私も一応ラナなんだけど…。」
「……悪かった。何の用で来たんだ、キキ。」
少し口調と声色が優しくなり、ふふと微笑んだキキは再び口を開いた。
「えーと…大人_______人間にはなれないよ、ラナは。」
「……何だと?」
「ちょっと、青筋立てないで!『今は』なれないだけ。話を聞いて?」
「…チッ。」
「で、キキ。なれないって、どういう事?」
「簡単に言えば、条件を満たしていないだけなの。で、その条件っていうのが…。」
「っていうのが?」
「急かさないで、ロー。条件は、ある宝石を手に入れる事だよ。」
「なるほど、そりゃァ簡単だ。どこで手に入る。」
「そんな簡単に手に入るならいいんだけどね…。エルフに『禁忌の銀髪』って言われてるのを忘れたの?そこにはエルフが住み着いていて、簡単には手に入らないの。あと、海賊は多分警戒されるし。」
「じゃあ、どうすればいいの?」
「1番いいのは、ククに潜入してもらう事かな。」
「…そっか。でも、申し訳ないよね…。」
「…他に方法は?2番目の選択肢は何だ。」
「二つ目は、流出している物を買う。でもコレはお勧めできないよ。現地の20倍くらいの値段とかするから。」
「じゃあ、三つ目の真っ向から向かうってので行きましょ。」
「ラナ!?」
「うさぎ屋!?」
「だって、死にはしないと思う。私も強いし!」
どんっと胸を拳で叩いて宣言したけど、思ったより強くて咽せた。
あれ、こんなに力強かったっけ…私。