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その力、分けて貰えませんか?【ワンピース】【ロー】

第3章 cuteとcool


「多分キャプテンは君が幼児だって忘れてるだけなんだ、あまりにも大人びてるから…!!」
「……まぁ、アラサーだもんな…。」
「…ん?」
「あ、エルフなの、私。実年齢的には28歳。体は8歳だけど。」
「…そりゃ、ファーストキス取られたらキレるわな…。」
「でしょ?年頃の女の子だよ私???年頃にしては過ぎたけど…。」
「オイ、テメェら俺を忘れてねェか…?」
「……!!!!」
「あとシャチ、ペンギン。何故エルフってのにそんなに驚かねェんだ?」
「あ、聞いてた、ので…。」
「…キキィ…?」
「ご、ごめんなさいラナ!!」
すると、扉の影からキキが現れた。
キキは、光を操れる。音はまぁアレだけど…
光で映像をどっかの壁に映し出した可能性は高い。
「まぁ、キキはいいや…ってか、映像までしっかり見た?シャチ。」
「み、見ました…。」
「…助けに来いやテメェ…。」
「さーせんっした!!!!!!!!!!」
「…ペンギン。」
「はい。」
「シャチのご飯今日は全部抜いて。昼と夜。」
「それは勘弁してください!!あとなんでペンギンは無傷なんですか!!!!」
「ん?だって可愛いもん、ふふっ♡」
「まぁ、8歳ですもんね。本能には抗えないんでしょう。ほら、近くで見せてあげますよ。」
「ありがとう!」
そう言ってペンギンは屈んでくれた。
帽子についたペンギンがめっちゃ可愛い…いやまぁこれが28歳の姿だったら引かれるんだろうから、いずれなるだろう人間形態(?)じゃ無い時に堪能しとかなきゃ…。
「…目。」
「…目がどうしました?」
「いや、何でも無いよ。あまり見せたくないようだし。」
「…ありがとうございます。」
「っていうか、なんで敬語?私どっかのお嬢様とかじゃないよ?」
「いや、年上への敬意は払わないと…。」
「そういうのは良い!!いらない!!!!」
「わ、分かりました。」

「…ラナ。」
「え?ろ、ロー?なんで?」
いつもはうさぎ屋と呼ぶのに。
「…いつまで、シャチやペンギンと戯れ合うつもりだ…。」
「…ナルホド…これ私死んだよね…。」
「お疲れ様です、どうか抗って下さい。」
「大丈夫、8歳の子供に対してそんな酷い事はしないはずだから…。」
「がんば、ラナ。私は戻るよ…。」

「ん、代わりに俺が出るよ。あー、シャチとペンギン。『聞かない』ように努力しろ…。」
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