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その力、分けて貰えませんか?【ワンピース】【ロー】

第3章 cuteとcool


禁忌の銀髪。
それは、同族であるエルフからも、普通の人間からも虐げられる存在。
過去に人間と交際関係を持ったエルフがいた。
そのエルフは白髪の女性。そして、相手は銀髪の男性だった。
普通、人間と交わり子供を授かるとエルフの髪色になる。
そして、特徴も全てエルフになる。
だが、彼女達は例外だった。
子供は、銀髪だったの。
銀髪の男性の血が濃かったでは済まされない。
そして、女性は若くして謎の白髪に悩まされていたのだ。
エルフ達は、自分達と違う者を嫌う習性があるの。きっと、人間に対しての嫌悪は、これが原因。
だから、例外が起きたのは女性の白髪のせいだ…って、その女性は殺されてしまった。
そして、忌々しい銀髪の子供と男性も殺された…はずだった。
男性は亡くなったけれど、子供は殺しても殺しても死ななかったの。
不老不死、というわけではない。
多分、幸運なだけだとは思う。
でも、その謎の力に、さらに嫌悪感は強まった。
そして、その謎の力によって、その村のエルフは皆殺しにあった。
赤子が殺したわけではないよ?
ただ、全員不審死を遂げたの。
そして、その噂は他の村全てに広がり、銀は縁起が悪いとしてその時点でいた銀髪のエルフを全て殺したの。
そこから逃れたのが…私の一族。
ふふっ、もうどうでもいいから明かすよ。
私はひいおばあちゃんは、その謎の赤子なの。
だから、少ないけれど人間の血が流れてる。
普通のエルフよりは寿命が短いの。
あ、人間よりは多いよ?
……何故言わなかったか?何処からかバレて政府やエルフに追われるから。
海軍もよ。海軍にバレても、私は殺される。



あなた達を信用してないわけじゃない。
でも、盗み聞きされて殺される可能性はある。
幸い、ここは海の底。海軍もそう簡単には聞けない。
だから、ローには話した。

「分かった?だから、図だの何だのには銀髪がいないってワケ。禁忌の銀髪は、まだ生きている。私だけが…ね。」
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