第5章 鍛錬
ローと一緒にベポ達の元へと連れられる。
朝の鍛錬を始めようとしていたベポが彼女の姿を見て嬉しそうに声を掛けてきた。
「おはよ!ちゃん!キャプテンと一緒にどうしたの?」
「ベポ。の鍛錬に付き合ってやれ。」
『そういうことなんです。ベポくん、お願いします。』
急に頭を下げてきたにベポは驚きが隠せなかった。
「い、いきなりどうしたんだよぉ!それに俺、教えたり出来るかなぁ…。」
「簡単なものからで良い。頼んだぞ、ベポ。」
そう言って、ローはの肩をポンと叩くと、船内へと戻ってしまった。
「ちゃんは、何かやったことあるのか?」
『うーん…。無いかも。元々そんなに運動神経良くないし…。毒なら幾らでも作れるんだけどなぁ。』
「ぶ、物騒…。じゃ、じゃあ…簡単なのから。俺と一緒の動きしてみて?」
彼女の言葉に一瞬怖気ついたベポだったが、と二人で鍛錬できる方が嬉しかったようだ。
時間が経つにつれ、徐々に二人は意気投合し、簡単な技であれば出来る様になってきた。
「凄い!ちゃん飲み込み早いね!」
『そんなことないよ。ベポくんが上手に教えてくれるからだよ!』
そんな二人を他のクルー達は指を咥えて盗み見していた。
「良いなぁ〜、ベポ。ちゃんと合法で二人きりじゃねぇか。」
「お前は下心丸見えだからぜってームリだ。」